Day 1: テヘラン到着、タブリーズへ国内線フライト
※ 観光内容はお客様のテヘラン到着時刻、ツアーガイドの采配、博物館の休館日等により変更となる場合があります。ご了承ください。
Day 2: タブリーズ観光
アゼルバイジャンはイランで最も文化的で勇敢なアゼルー人の故郷です。アゼルー人の文化、言語、音楽、舞踊、文学の奥深さと豊かさに感銘を受けることでしょう。
タブリーズでは、ゴレスターン公園、世界遺産のバーザール、マスジェデ・キャブード、サルキス教会を見て回ります。
Day 3: タブリーズ観光、PM15:00 ザンジャーンへ列車で移動
イランの最も重要な国境のひとつであるジョルファーを訪れます。
ジョルファーは独自の豊かな文化を持ったアルメニア人キリスト教徒の牙城です。古代の教会を見学します。
世界遺産、聖ステファノス修道院(Maghartavank)はジョルファーから北西15kmにあるアルメニア修道院です。イランとアゼルバイジャンの国境のアラス川河畔の深い渓谷にあり9世紀に建てられましたが、数回起きた地震のため、サファヴィー朝時代に再建されました。
ジョルファーでは素晴しい滝も見ることができます。
タブリーズへ戻り、ザンジャーンへ向けて列車で移動します。
Day 4: AM:タカーブ、ソルターニェ観光、PM15:30 ガズヴィーンへ列車で移動
タカーブへ向けて298km車で移動します。
タカーブの北東には有名な歴史的神殿群タフテ・ソレイマーンがあります。タフテ・ソレイマーンはタカーブにおける最も古いゾロアスター教神殿のひとつです。
次にゴンパテ・ソルターニェ訪れます。
ゴンパテ・ソルターニェ見学後、ガズヴィーンへ向けて列車で移動します。
Day 5: ガズヴィーン観光、PM19:25 テヘランへ列車で移動
ガズヴィーンは250年にシャプール2世によって建設されました。ガズヴィーンには約9000年前に遡る考古学的遺跡が所在し、
ガズヴィーンの考古学的発見で、少なくとも9000年前に近郊農業が行われていたことが明らかになりました。ガズヴィーンには現在もいくつかの発掘調査が行われています。また、都市の中心にはメイムーン・ガルエがあり、サーサーン朝の遺跡のひとつです。
テヘランへ向けて列車で移動します。
Day 6: テヘラン観光
まずはじめにイラン考古学博物館にご案内します。人類の発展をすばらしい歴史的な遺跡物より感じることができます。
考古学博物館見学後、伝統的なペルシャ料理レストランで昼食をとります。様々なペルシャ料理とデザートをお試し頂けます。ペルシャ料理の深い味わいをご堪能ください。
昼食後、宝石博物館を見学します。初代パフラヴィー王即位のために用意された王冠、パフラヴィー・クラウンと”光の海”という名で知られる巨大なピンクダイヤモンドをご覧いただけます。
その後、絨毯博物館にてペルシャ絨毯の歴史が詰まった名品のコレクションをご覧いただきます。イラン各地の有名産地より100以上の手織り絨毯が集められています。
Day 7: PM17:10 シャフルードへ列車で移動
Day 8: シャフルード観光、PM17:25 ネイシャーブールへ列車で移動
今日はセムナーン州の都市シャフルードを観光します。2006年ここで有史以前の8000年前の村落跡が見つかりました。シャフルードはちょうど砂漠と山脈と森林地帯の境にあります。街の南からカヴィール砂漠をきれいに眺めることができます。カヴィール砂漠、アルボルズ山脈の一部であるMount Shah KuとMount Sah Var を訪れます。
その後、ネイシャープールへ向けて列車で移動します。
Day 9: ネイシャーブール観光、PM21:15 マシュハドへ列車で移動
ネイシャーブール出身の数学者で詩人だったオマル・ハイヤーム、偉大な神秘主義哲学者のアッタール、著名な画家のキャマーロルモルクの墓を訪れます。
その後、マシュハドへ向けて列車で移動します。
Day 10: マシュハド観光
マシュハドはシーア派イマームレザが殉教した都市であり、したがって、イスラム教シーア派の巡礼者のための重要な場所となっています。この巨大なコンプレックスは、イランの最初の神聖な寺院です。
市内ツアーでは、エマーム・レザーの聖墓、フェルドウスィーの墓、ナーデル・シャー廟を訪れます。
Day 11: マシュハド観光、夜:バンダレ・アッバースへ列車で移動(この列車は一日おきのため、移動日変更の可能性あり)
今日は、著名なスーフィーのイマーム・モハンマド・ガザーリーが葬られている、ハールーニーイェ・ドームを見学し、夜にエマーム・レザーの聖墓を再び訪れ、人々の祈りの様子を伺います。
バンダレ・アッバースへ向けて列車で移動します。
Day 12: バンダレ・アッバース、ゲシュム島観光
バンダレ・アッバースはイランの主要港のひとつで、自然と歴史のアトラクションがあります。この美しい港の他に、Genoと呼ばれる医療用スパがあります。マルコ・ポーロも彼の皮膚病を癒すため、このスパを利用したと言われています。
その他にもバンダレ・アッバースにはオランダ占領時代に建てられたコラーフ・ファランギー・エマーレット、伝統的なゲレ・ダーリー浴場、その他温泉施設などアトラクションが豊富です。
ゲシュム島はホルモズガーン州のエコツーリズム観光地のひとつで、イランで唯一知られているジオパークです。この島は自然と歴史のアトラクションにより年間たくさんの観光客で賑わいます。ハーラー・ユネスコ生態保護区、Kharbas洞窟、タートルズ・コースト、Chahkouh渓谷、ポルトガル人が築いた城塞、イギリス人墓地や、ミナーブ木曜バザール、七色の土のホルモズ島、銀色の砂浜のラールク島、そしてヘンギャム島などがあります。
Day 13: PM19:35 ヤズドへ列車で移動
ヤズドへ向けて列車で移動します。車窓からの美しい景色をお楽しみください。
Day 14: ヤズド観光
世界で最も古い日干しレンガの都市ヤズドは、4000m級のシール・クーフ山脈とハラーネグ山地の谷間にあり2つの広大な砂漠キャヴィール砂漠とルート砂漠に囲まれています。
ヤズドではゾロアスター教の寺院であるアーテシュキャデ、沈黙の塔、風の塔を訪れます。
Day 15: AM05:20 エスファハーンへ列車で移動 (この列車は一日おきのため、移動日変更の可能性あり)
Day 16: エスファハーン観光
Iエスファハーン1日観光では、4つの世界遺産、エマーム広場、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー、マスジェデ・エマーム、アーリー・ガープー宮殿の他、チェヘル・ソトゥーン庭園博物館、ハシュト・ベヘシュト宮殿をまわります。またバーザールでのお買い物もお楽しみいただけます。
Day 17: エスファハーン観光、PM21:25 シーラーズへ列車で移動
世界遺産マスジェデ・ジャーメはエスファハーンで最も古い寺院で、数世紀のイスラム建築の進化を目の辺りにすることができます。この寺院はイスラム建築の集大成であると言えます。
その後、ヴァーンク協会、メナーレ・ジョンバーン、橋巡りと続きます。
シーラーズに向けて列車で移動します。
Day 18: シーラーズ観光
シーラーズは、アケメネス朝が起きた地であり、2,000年以上ペルシャ文化の中心地でした。またバラ、サヨナキドリ、庭園、詩などでも知られています。
早朝、ザンド朝時代の首都であったシーラーズのハイライトを巡ります。キャリム・ハーン城塞、マスジェデ・ヴァキール、バーザーレ・ヴァキール、サラーイェ・メフル、マスジェデ・ナスィーロル・モルクにご案内します。
その後ペルシャ料理のランチとなります。
このゴージャスな都市は有名な詩人ハーフェズとサアディーを輩出した地であり、6,000年前からの様々な時代の歴史的建造物があります。ハーフェズは偉大な詩人のひとりであり、彼の詩は私たちに特別な感情を与えてくれます。彼の墓は平和に満ちあふれていて、様々な花が咲く美しい庭園となっています。サアディーは詩人であり哲学者であり神秘主義者でもありました。また旅行事業の父としても知られています。7世紀前彼は様々な国や都市を旅しました。そして旅先での体験をふたつの著書『グリスターン(薔薇園)』と『ブースターン(果樹園)』に詩歌や散文詩として残しました。このふたつの本からはたくさんのインスピレーションと情報を得ることができます。彼の墓の前で私たちは偉大な詩歌に敬意をはらうでしょう。
夕方、アリー・エブネ・ハムゼ聖廟、ジャハーン・ナマ庭園、デルゴーシャ庭園、カジョーイェ・ケルマニ廟にご案内いたします。
夜はシーラーズの北にあるレストランで夕食をとります。
Day 19: ペルセポリス、ネクロポリス観光
世界遺産ペルセポリスに向かいます。紀元前518年にダレイオス1世が建築に着手し、ペルセポリスはアケメネス朝の首都となりました。宮殿の半分は建築、残りの半分は自然をそのまま活かしており、メソポタミア文明をモデルとした印象的な遺跡群です。
次にネクロポリスにご案内します。バハマット山の向かい、北へ車で10分のところにアケメネス朝の王墓が並んでいます。ここではササン朝の王シャープル1世と捕虜となった東ローマ帝国皇帝ヴァレリアヌスの高さ7mに及ぶレリーフも見物です。
Day 20: アフヴァーズへ車で移動(ビシャプール、タンゲ・チョウガーン経由)
シーラーズの南西140kmにエラム時代(3000-5000年前)とササン朝時代(1800年前)のすばらしい遺跡が残っています。
Kuranganでは王冠をかぶった神とその背後に立っている王冠をかぶった女神のレリーフを見ることができます。何の碑文も記されていないため、レリーフが彫られた時期に関して議論されています。
Sarab-e-Behramではササン朝の王バハラム2世の掲見の場面が記されています。このレリーフはファールス州ヌーラバードの泉のちょうど真上に位置しています。
途中にあるビシャプールは現在のFaliyanの南、古代道路上のペルシスとエラムの間にある古代都市です。この道路はササン朝の首都であったイスタクールとクテシフォンをつないでいました。ビシャプールは川のそばに建てられ、近くには城塞やササン朝時代の崖に彫られたレリーフがあります。
次にタンゲ・チョウガーンを訪れます。ビシャプールの近く、川沿いにあり、6つの巨大な岩にササン朝時代の王がローマ帝国を打ち負かしたストーリーを語るレリーフがあります。
Day 21: スーサ、シューシュタル、チョガ・ザンビール観光
今日は世界で最も古い都市のひとつであるスーサを訪れます。この地域は世界で初めて政治体制ができた地域であり、これがイラン高原とメソポタミアの2つの文化を合併する結果となりました。発掘調査で4000年BCE前からこの地で都市構造が存在していたことが確立され、エラムの政治の中心であったことが推測されます。スーサでは、中東各地から絶えず巡礼者が訪れる聖者ダニエルの墓、アパダーナ(謁見の間)、スーサ要塞をみてまわります。
次にシューシュタルを訪れます。シューシュタルという名は古代都市スーサとつながっており、「スーサより偉大な都市」という意味です。ササン朝時代はカールーン川の島の都市であり冬の首都に選ばれました。ここでは世界遺産シューシュタルの滝と橋を訪れます。
その後チョガー・ザンビールの絶妙な美しさを肌で感じます。メソポタミア以外でジッグラトが残っている数少ないひとつです。1951-1962年の考古学調査で遺跡の全貌が明らかになり、ジッグラトが世界で最もよい状態で残っていると考えられ、1979年にイランで初めてUNESCOの世界遺産に登録されました。
Day 22: AM11:10 テヘランへ列車で移動
Day 23: テヘラン観光
午前中、サアダーバード宮殿博物館を訪れます。敷地が1,100,000平方メートルあり、18の宮殿があります。そのうちの2つを見学します。この宮殿はパフラヴィー王家によって建てられ、私たちになかなか治まることのない感銘を与えてくれます。
テヘラン最後の観光場所はアーブギーネ博物館です。紀元前からの陶磁器やガラスの数々をご覧いただけます。
Day 24: イラン出国
テヘラン国際空港よりイラン出国となります。