季節の多様性、古代から続く長い歴史、ホスピタリティ溢れる人々、様々な人種・・・イランは旅行者にとってとても興味深い国です。
「グローリー・オブ・ペルシア」では、テヘラン、シーラーズ、ペルセポリス、バム、ライアン、マハン、ケルマーン、ゼイノディン、ヤズド、エスファハーン、ネイシャーブール、マシュハド、シャフルード、セムナーン、ギャルムサールを訪れます。
このツアーは一年を通して催行します。それぞれの季節の美しさを楽しむことができます。
Day 1: テヘラン到着、観光、シーラーズへ国内線フライト
テヘランエマーム・ホメイニ国際空港到着後、Pars Tourist Agencyのロゴカードを持ったスタッフと合流します。 (詳細情報)
スタッフがホテルへと送迎します。テヘランでの午前ツアーが始まるまで、ホテルでお休みください。
テヘランは近代的なメガロポリスであり、紀元前から現代まで貴重なコレクションを収めたユニークな博物館が数あります。
まずはじめにイラン考古学博物館にご案内します。人類の発展をすばらしい歴史的な遺跡物より感じることができます。
次に宝石博物館を見学します。初代パフラヴィー王即位のために用意された王冠、パフラヴィー・クラウンと”光の海”という名で知られる巨大なピンクダイヤモンドをご覧いただけます。
その後、絨毯博物館にてペルシャ絨毯の歴史が詰まった名品のコレクションをご覧いただきます。イラン各地の有名産地より100以上の手織り絨毯が集められています。
ホテルに戻りチェックアウトをした後、伝統的なペルシャ料理レストランで昼食をとります。
ランチ後、国内線用空港からシーラーズへと飛びます。
※ 観光内容はお客様のテヘラン到着時刻、ツアーガイドの采配、博物館の休館日等により変更となる場合があります。ご了承ください。
Day 2: シーラーズ観光
シーラーズは、アケメネス朝が起きた地であり、2,000年以上ペルシャ文化の中心地でした。またバラ、サヨナキドリ、庭園、詩などでも知られています。
早朝、ザンド朝時代の首都であったシーラーズのハイライトを巡ります。キャリム・ハーン城塞、マスジェデ・ヴァキール、バーザーレ・ヴァキール、サラーイェ・メフル、マスジェデ・ナスィーロル・モルクにご案内します。
その後ペルシャ料理のランチとなります。
このゴージャスな都市は有名な詩人ハーフェズとサアディーを輩出した地であり、6,000年前からの様々な時代の歴史的建造物があります。ハーフェズは偉大な詩人のひとりであり、彼の詩は私たちに特別な感情を与えてくれます。彼の墓は平和に満ちあふれていて、様々な花が咲く美しい庭園となっています。サアディーは詩人であり哲学者であり神秘主義者でもありました。また旅行事業の父としても知られています。7世紀前彼は様々な国や都市を旅しました。そして旅先での体験をふたつの著書『グリスターン(薔薇園)』と『ブースターン(果樹園)』に詩歌や散文詩として残しました。このふたつの本からはたくさんのインスピレーションと情報を得ることができます。彼の墓の前で私たちは偉大な詩歌に敬意をはらうでしょう。
夕方、アリー・エブネ・ハムゼ聖廟、ジャハーン・ナマ庭園、デルゴーシャ庭園、カジョーイェ・ケルマニ廟にご案内いたします。
夜はシーラーズの北にあるレストランで夕食をとります。
Day 3: ペルセポリス、ネクロポリス観光
世界遺産ペルセポリスに向かいます。紀元前518年にダレイオス1世が建築に着手し、ペルセポリスはアケメネス朝の首都となりました。宮殿の半分は建築、残りの半分は自然をそのまま活かしており、メソポタミア文明をモデルとした印象的な遺跡群です。
次にネクロポリスにご案内します。バハマット山の向かい、北へ車で10分のところにアケメネス朝の王墓が並んでいます。ここではササン朝の王シャープル1世と捕虜となった東ローマ帝国皇帝ヴァレリアヌスの高さ7mに及ぶレリーフも見物です。
Day 4: ケルマーンへ車で移動
シーラーズからケルマーンへ車で向かいます。
途中、稀少な鳥の生息地であるSalt Lake (Maharloo)とBakhtegan Lakeを訪れます。
その後、ネイリーズにあるジャーメ・モスクとBahram-e-Goor保護地区を訪れます。(Bahram-e-Goor保護地区を訪れるには事前手配と許可が必要です。)もし時間があれば、ペルシャシマウマのレースを見学します。
次に訪れるのはファールス州の塩湖であるバフテガーン湖です。イラン南部、シーラーズの東160km、ネイリーズの西15knに位置します。バフテガーン湖は表面積が350,000ヘクタールあり、イランで2番目に大きい湖です。コル川から水が流れこんでいますが、コル川にあるいくつかのダムが湖への水量を大幅に減らし、湖の塩度を上げています。これが湖のフラミンゴや渡り鳥の数を減らしています。
ケルマーンは砂漠にある古い都市で、ケルマーンの人々は庭園やカナート(地下用水路)建造のエキスパートです。
Day 5: マハン、バム、ライアン観光
マハンは偉大なスーフィーの指導者シャー・ネマタラーヴァリの聖廟とシャーザーデ庭園(王子の庭園)で知られています。シャーザーデ庭園は歴史のあるペルシャ式庭園で砂漠の中にある庭園の典型です。
次に訪れるバムは世界で一番大きい日干しレンガの建物である古代要塞で有名です。2003年12月26日の26,271人の死者と30,000人の負傷者を出した地震で要塞のほとんどは倒壊してしまいました。今でも要塞の復元作業が行われています。
その後アルゲ・ライアンを訪れます。バム要塞の写しのような要塞です。
Day 6: 午前ケルマーン観光、午後ゼイノディン観光
午前中にケルマーンのGanjali Khan広場とバザールを見て回ります。
夕方、ゼイノディンの隊商宿に向かいます。砂漠の真ん中にあるサファーヴィー朝時代の隊商宿です。元の状態に修復され2005年と2006年にUNESCOより2つの賞を受けました。
今夜はこの伝統的な隊商宿でイラン流のホスピタリティを体験します。
Day 7: ヤズドへ車で移動、観光
Mehrizはヤズドの30km南に位置する都市です。Mehrizは中心となる地区と5つの村で構成されています。歴史家によるとMehrizの名の由来はササン朝の王であったAnoushirvanの愛娘Mehrnegarであるという説があります。
Mehrizで最も重要な場所はサーヤズドです。サーヤズドにはササン朝時代の城があり、戦争時は避難所として使われていました。もうひとつの見所はセルジューク朝からサファヴィー朝時代の隊商宿です。またサーヤズドはイラン国内でも有数のザクロの名産地です。
サーヤズド訪問後、ヤズドへと向かいます。
世界で最も古い日干しレンガの都市ヤズドは、4000m級のシール・クーフ山脈とハラーネグ山地の谷間にあり2つの広大な砂漠キャヴィール砂漠とルート砂漠に囲まれています。
ヤズドでは沈黙の塔を訪れます。
Day 8: 午前ヤズド観光、午後エスファハーンへ車で移動
ゾロアスター教の寺院であるアーテシュキャデを訪れます。
ランチ後、エスファハーンへ向けて300km移動します。
途中経由する都市Nainには80もの天然の貯水池があります。またペルシャ・イスラム建築において最も古く重要な寺院のひとつにも訪れます。
時間があれば、エスファハーンの33の橋のいくつかを見ます。
Day 9: エスファハーン観光
エスファハーン1日観光では、4つの世界遺産、エマーム広場、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー、マスジェデ・エマーム、アーリー・ガープー宮殿の他、チェヘル・ソトゥーン庭園博物館、ハシュト・ベヘシュト宮殿をまわります。またバーザールでのお買い物もお楽しみいただけます。
Day 10: エスファハーン観光、マシュハドへ国内線フライト
世界遺産マスジェデ・ジャーメはエスファハーンで最も古い寺院で、数世紀のイスラム建築の進化を目の辺りにすることができます。この寺院はイスラム建築の集大成であると言えます。
その後、ヴァーンク協会、メナーレ・ジョンバーン、橋巡りと続きます。
夕方、国内線用空港からマシュハドへと飛びます。
Day 11: ネイシャープール&トゥース観光
ネイシャーブールへ車で移動します。
ネイシャーブール出身の数学者で詩人だったオマル・ハイヤーム、偉大な神秘主義哲学者のアッタール、著名な画家のキャマーロルモルクの墓を訪れます。
トゥースはラザヴィー・ホラーサーン州の古い都市のひとつです。808年ホラーサーンの反乱をアッバース朝のカリフ・ハールーン・アッラシードが治めに行く途中、病気のためこのトゥースで没しました。この都市はモンゴル帝国のチンギス・ハーンによって1220〜1259年の間にほとんど破壊されてしまいました。最も有名なトゥース出身者は詩人のフェルドウスィーで、叙事詩『シャー・ナーメ』の作者です。生誕1000年となる1934年に彼の廟が作られました。
Day 12: マシュハド観光、シャフルードへ列車で移動
マシュハドはシーア派イマームレザが殉教した都市であり、したがって、イスラム教シーア派の巡礼者のための重要な場所となっています。この巨大なコンプレックスは、イランの最初の神聖な寺院です。
市内ツアーでは、エマーム・レザーの聖墓、フェルドウスィーの墓、ナーデル・シャー廟を訪れます。
その後、長距離列車の駅へ移動し、シャフルードへ向かいます。シャフルードはカヴィール砂漠の北に位置し、アルボルズ山脈に囲まれています。そのため乾燥した砂漠気候や湿気多雨の気候にはならず、イランで最もよい気候に恵まれています。
Day 13: シャフルード、Abr forest、イラン中央砂漠観光
今日はセムナーン州の都市シャフルードを観光します。2006年ここで有史以前の8000年前の村落跡が見つかりました。シャフルードはちょうど砂漠と山脈と森林地帯の境にあります。街の南からカヴィール砂漠をきれいに眺めることができます。カヴィール砂漠、アルボルズ山脈の一部であるMount Shah KuとMount Sah Var、いつも霧で覆われている美しい森林地帯Abr forestsを訪れます。
夕方砂漠でナイトツアーを行います。砂漠の星空の下、夕食を食べます。
Day 14: テヘランへ移動(車または列車、ダムガーン、セムナーン、ギャルムサール経由)
テヘランへ向かう途中、いくつかの地点で止まります。
まずはダムガーンです。古い都市で100にも及ぶゲートの都市です。ピスタチオの生産地で、7000年前の遺跡が見つかりました。7000年前にこの都市ではすでに鋼鉄が生産されていました。
次にセムナーンで止まります。アルボルズ山脈の麓、海抜1138mにあります。預言者Nouhのふたりの息子Sam NabiとLam Nabiによって作られ、没後この地に埋められたため、”Semnan”という名前になった、と言われています。セムナーン州はドライフルーツが有名で、他にもピスタチオやアーモンドを買うならここです。
最後にギャルムサールに止まります。セムナーン州の都市のひとつでテヘランの南東82kmに位置します。イラン最大の砂漠、カヴィール砂漠の端にあり、観光場所としてGhasre Bahram、ストーン・ウェイ、Stonvand要塞、Sar Darre山脈、カヴィール砂漠国立公園などがあります。
Day 15: テヘラン観光
午前中、サアダーバード宮殿博物館を訪れます。敷地が1,100,000平方メートルあり、18の宮殿があります。そのうちの2つを見学します。この宮殿はパフラヴィー王家によって建てられ、私たちになかなか治まることのない感銘を与えてくれます。
テヘラン最後の観光場所はアーブギーネ博物館です。紀元前からの陶磁器やガラスの数々をご覧いただけます。
その後ペルシャ料理のランチとなります。
Day 16: イラン出国
エマーム・ホメイニ国際空港よりイラン出国となります。
ツアーに含まれるもの: