このツアーでは、アルボルズ山脈でのスキー、ペルシャ湾とキーシュ島のビーチ、シャダッド砂漠でのサファリなど、自然アクティビティを満喫できます。また、シールクーフ山頂4000mまでの登山も体験できます。登山初心者の方でも2日間かけて登山を楽しむことができます。
このツアーは秋から春の間がおすすめです。
Day 1: テヘラン観光
テヘランエマーム・ホメイニ国際空港到着後、Pars Tourist Agencyのロゴカードを持ったスタッフと合流します。(transfer information)
スタッフがホテルへと送迎します。テヘランでの午前ツアーが始まるまで、ホテルでお休みください。
テヘランは近代的なメガロポリスであり、紀元前から現代まで貴重なコレクションを収めたユニークな博物館が数あります。
まずはじめにイラン考古学博物館にご案内します。人類の発展をすばらしい歴史的な遺跡物より感じることができます。
考古学博物館見学後、伝統的なペルシャ料理レストランで昼食をとります。様々なペルシャ料理とデザートをお試し頂けます。ペルシャ料理の深い味わいをご堪能ください。
昼食後、宝石博物館を見学します。初代パフラヴィー王即位のために用意された王冠、パフラヴィー・クラウンと”光の海”という名で知られる巨大なピンクダイヤモンドをご覧いただけます。
その後、絨毯博物館にてペルシャ絨毯の歴史が詰まった名品のコレクションをご覧いただきます。イラン各地の有名産地より100以上の手織り絨毯が集められています。
※ 観光内容はお客様のテヘラン到着時刻、ツアーガイドの采配、博物館の休館日等により変更となる場合があります。ご了承ください。
Day 2: テヘラン観光
午前中、サアダーバード宮殿博物館を訪れます。敷地が1,100,000平方メートルあり、18の宮殿があります。そのうちの2つを見学します。この宮殿はパフラヴィー王家によって建てられ、私たちになかなか治まることのない感銘を与えてくれます。
テヘラン最後の観光場所はアーブギーネ博物館です。紀元前からの陶磁器やガラスの数々をご覧いただけます。
その後ホテルをチェックアウトし、ペルシャ料理のランチとなります。
Day 3: ディジンへ車で移動
ディジンはテヘランの北にある山脈に位置しており、チャールース・ロードから123km、シェムシャックから71kmの距離です。
夕方ディジンに到着します。
Day 4: ディジンでスキー
ディジン・スキーリゾートでスキーを楽しみます。このスキーリゾートはテヘランの北123kmのところにあり、国内のスキー連盟承認のリゾートです。ここには2つのホテル、いくつかのコテージ、ケーブルカー3台、テレシエージュ3台、テレスキー3台などの設備が整っています。リゾートは高さ2650〜3600mにあります。
Day 5: ディジンでスキー
テレキャビン3台、スキーリフト2台、ディッシュ・テレスキー7台、ハンマー・テレスキー1台を含めたディジンでのスキーリフトの設置は1969年に遡ります。
ディジンの気候条件により、長い期間スキーを楽しむことができ、通常11月22日から5月22日までとなります。
1993年にこの地域の開発のため、国際スキー連盟の視野からグランドスキー専門家の協力のもと、グラススキーの礎を築き、1994年にオープンしました。1996年にグランドスキー強豪国も参加した、最初の国際グラススキー・トーナメントがディジンで開かれました。その後、国際スキー連盟は、国際水準を満たしたこのスキー場に可能性を見出し、グラススキー・コンテストをイランで開くことに同意しました。そして、西アジアのグラススキー競技会の議長をイランに一任しました。
グラススキーの他にも、テニスコート、登山、サイクリングなどを楽しむことができます。ディジンは夏休みの時期と冬は毎日、一般公開されています。
ステップ・バイ・ステップ、スキートレーニングコースは、スキルのあるスキートレーナーやスポーツ愛好家だけでなく、美しい山の景色を楽しみたい方にも参加可能です。
ディジンでのスキーをお楽しみください。
Day 6: ディジンでスキー、テヘランへ車で移動、キーシュ島へ国内線フライト
ディジンでスキーを楽しんだ後、テヘランへ車で戻り、キーシュ島へ飛行機で移動します。
キーシュ島に到着後は、温暖な気候のため、冬用の服は必要ありません。ペルシャ湾で泳ぐこともできます。静かできれいな海辺でゆったりとした時間をお楽しみください。
Day 7: キーシュ島観光
約40年前、欧米の専門家のグループが観光の状況を調査するためにキーシュ島に来た際、彼らは世界のトップクラスの観光地の島々と比較し、キーシュ島の観光地としての明るい未来を予測しました。それ以来、キーシュ島は、その地位を確立するために開発に力を入れてきました。
自然のアトラクション、年の半年以上が温暖な気候、レクリエーションやスポーツセンターなどにより、今日のキーシュ島は、イランや中東で随一の観光地となっています。
午前中は各々の時間をお楽しみください。
午後にドルフィンパーク・コンプレックスを訪れます。アザラシのプール、鳥園、サボテン園、水中水族館などがあります。ドルフィンパークは、キーシュ島の南東に位置し、敷地面積が70ヘクタールあり、22,000本以上のヤシの木に囲まれています。
Day 8: キーシュ島観光
本日の一日観光は以下の場所を訪れます。
中世の都市国家ハリーレ
中世の港都市国家ハリーレは、有名なペルシャの詩人サーディが彼の著書ゴレスターンで記述した町だと言われています。
イランやアラブの歴史家の著作によると、ハリーレは島北部の中心に位置していました。今日そこでは町の遺跡を見ることができます。
また近くにはグリーン・ツリー・レクリエーション・コンプレックスがあります。
水の貯蔵室
昔のキーシュの人々は雨水を蓄える伝統的な貯蔵室を使っていました。これらの貯蔵室は地下に掘られ、ドーム型の屋根がつけられました。水の淡水・脱塩設備の出現により、これらの貯蔵室は重要性を失っていきました。
地下都市カーレズ
キーシュ島のカナートは2500年以上前のもので、面積1万平方メートル、深さ16メートルとなっています。
カーレズには伝統工芸のストール、レストラン、チャイハーネ、演劇ホール、会議場、アートギャラリーなどがあり、この場所の伝統と歴史を守るために再建されました。
ギリシャ船のそばで夕焼け鑑賞
数年前、ギリシャの貨物船がキーシュ島の海岸近くで、泥により難破しました。この船のそばで見る夕焼けは魅力的で、観光客に非常に人気があります。
Day 9: キーシュ島観光、ケルマーンへ国内線フライト
午前中は海岸へ行きます。キーシュ島の珊瑚礁は太陽の光のもと特別な色合いを見せてくれます。海岸沖の海水はとても透明で、海底や水の中の生物を直接見ることができます。この地域には危険な生物は生息しておらず、釣りや泳ぎを楽しむことができます。キーシュ島では一年を通してビーチ、海、太陽を楽しむことができ、レクリエーション用桟橋、ガラス底のボート、モーターボート、スキューバダイビングの器材がビーチにて利用可能です。
午後にケルマーンに飛行機で移動します。
Day 10: シャダッド観光
ケルマーンから車で95kmに位置するシャダッドへ向かいます。
シャダッドはシャダッド地区の中心で、Sirch、Andouhjerd、Chehar Farsakh、Go-diz、Keshit、Ibrahim Abad、Joshan、Dehseifなどの小さな町や村を含みます。
シャダッドはルート砂漠の端に位置し、暑く乾燥した気候です。主な農産物はデーツで、砂漠はきれいな空気で覆われており気持ちがいいです。
Day 11: マハン、バム、ライアン観光
マハンは偉大なスーフィーの指導者シャー・ネマタラーヴァリの聖廟とシャーザーデ庭園(王子の庭園)で知られています。シャーザーデ庭園は歴史のあるペルシャ式庭園で砂漠の中にある庭園の典型です。
次に訪れるバムは世界で一番大きい日干しレンガの建物である古代要塞で有名です。2003年12月26日の26,271人の死者と30,000人の負傷者を出した地震で要塞のほとんどは倒壊してしまいました。今でも要塞の復元作業が行われています。
その後アルゲ・ライアンを訪れます。バム要塞の写しのような要塞です。
Day 12: 午前:ケルマーン観光、午後:ゼイノディンへ車で移動
午前中、Ganjali Khan遺跡群とケルマーンバザールを見学します。
その後、ゼイノディンの砂漠の真ん中にあるサファーヴィー朝時代の隊商宿を訪れます。元の状態に修復され2005年と2006年にUNESCOより2つの賞を受けました。
Day 13: ヤズドへ車で移動(Mehriz、サーヤズド経由)
Mehrizはヤズドの30km南に位置する都市です。Mehrizは中心となる地区と5つの村で構成されています。歴史家によるとMehrizの名の由来はササン朝の王であったAnoushirvanの愛娘Mehrnegarであるという説があります。
Mehrizで最も重要な場所はサーヤズドです。サーヤズドにはササン朝時代の城があり、戦争時は避難所として使われていました。もうひとつの見所はセルジューク朝からサファヴィー朝時代の隊商宿です。またサーヤズドはイラン国内でも有数のザクロの名産地です。
サーヤズド訪問後、ヤズドへと向かいます。
Day 14: Shir kouh観光
早朝、Bala dehに向けて10km車で移動します。その後Shir kouhキャンプ場に向けて5時間歩きます。夜はキャンプ場に泊まり、Bala deh村のすばらしい眺めと一緒に夕食を取ります。
Day 15: Shir kouh観光、シーラーズへ車で移動
今日は1時間半でShir kouh山4200mを登ります。登山を楽しむ他にも、美しい眺めの写真を撮ることができます。
Bala deh村に戻り、昼食を取ります。
その後シーラーズへ向けて車で移動します。
途中立ち寄るアバルクーでは、砂漠の建築様式を見ることができます。また4500年以上そこに立っている杉の木は大変印象的です。
次に世界遺産パサルガダエを訪れます。キュロス大王はアケメネス朝(紀元前500年)の初代国王で、その墓は歴史的に最も古い墓のひとつです。広大な肥沃の土地に佇むすばらしい建築様式は見ものです。
Day 16: シーラーズ観光
シーラーズは、アケメネス朝が起きた地であり、2,000年以上ペルシャ文化の中心地でした。またバラ、サヨナキドリ、庭園、詩などでも知られています。
早朝、ザンド朝時代の首都であったシーラーズのハイライトを巡ります。キャリム・ハーン城塞、マスジェデ・ヴァキール、バーザーレ・ヴァキール、サラーイェ・メフル、マスジェデ・ナスィーロル・モルクにご案内します。
その後ペルシャ料理のランチとなります。
このゴージャスな都市は有名な詩人ハーフェズとサアディーを輩出した地であり、6,000年前からの様々な時代の歴史的建造物があります。ハーフェズは偉大な詩人のひとりであり、彼の詩は私たちに特別な感情を与えてくれます。彼の墓は平和に満ちあふれていて、様々な花が咲く美しい庭園となっています。サアディーは詩人であり哲学者であり神秘主義者でもありました。また旅行事業の父としても知られています。7世紀前彼は様々な国や都市を旅しました。そして旅先での体験をふたつの著書『グリスターン(薔薇園)』と『ブースターン(果樹園)』に詩歌や散文詩として残しました。このふたつの本からはたくさんのインスピレーションと情報を得ることができます。彼の墓の前で私たちは偉大な詩歌に敬意をはらうでしょう。
夕方、アリー・エブネ・ハムゼ聖廟、ジャハーン・ナマ庭園、デルゴーシャ庭園、カジョーイェ・ケルマニ廟にご案内いたします。
夜はシーラーズの北にあるレストランで夕食をとります。
Day 17: ペルセポリス、ネクロポリス観光、エスファハーンへ国内線フライト
世界遺産ペルセポリスに向かいます。紀元前518年にダレイオス1世が建築に着手し、ペルセポリスはアケメネス朝の首都となりました。宮殿の半分は建築、残りの半分は自然をそのまま活かしており、メソポタミア文明をモデルとした印象的な遺跡群です。
次にネクロポリスにご案内します。バハマット山の向かい、北へ車で10分のところにアケメネス朝の王墓が並んでいます。ここではササン朝の王シャープル1世と捕虜となった東ローマ帝国皇帝ヴァレリアヌスの高さ7mに及ぶレリーフも見物です。
夕方、エスファハーンへ飛行機で移動します。
Day 18: エスファハーン観光
エスファハーン1日観光では、4つの世界遺産、エマーム広場、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー、マスジェデ・エマーム、アーリー・ガープー宮殿の他、チェヘル・ソトゥーン庭園博物館、ハシュト・ベヘシュト宮殿をまわります。またバーザールでのお買い物もお楽しみいただけます。
Day 19: エスファハーン観光
世界遺産マスジェデ・ジャーメはエスファハーンで最も古い寺院で、数世紀のイスラム建築の進化を目の辺りにすることができます。この寺院はイスラム建築の集大成であると言えます。
その後、ヴァーンク教会、メナーレ・ジョンバーン、橋巡りと続きます。
夜は各々の時間をお過ごしください。
Day 20: テヘランへ車で移動(カーシャーン、アブヤーネ経由)
テヘランへ向かう途中、ユネスコにも登録されているアブヤーネ村を訪れます。キャルキャス山の麓にある村の人々の昔ながらの生活を伺い見ることができます。
次にカーシャーンにある伝統的な住宅、絨毯商人だったタバータバーイー家の邸宅とカーシャーンの商人ボルージェルディー家の邸宅を見学します。どちらも19世紀前半に建てられたものです。その他ガイドが選んだガージャール朝時代の建築物をいくつか訪れます。
Day 21: イラン出国
本日イラン出国となります。
ツアーに含まれるもの: