車が発明される前、ペルシャ人は森や砂漠をラクダと馬で旅していました。このツアーでは実際にラクダでの移動を経験することができます。
Day 1: テヘラン到着、観光
テヘランエマーム・ホメイニ国際空港到着後、Pars Tourist Agencyのロゴカードを持ったスタッフと合流します。 (詳細情報)
スタッフがホテルへと送迎します。テヘランでの午前ツアーが始まるまで、ホテルでお休みください。
テヘランは近代的なメガロポリスであり、紀元前から現代まで貴重なコレクションを収めたユニークな博物館が数あります。
まずはじめにイラン考古学博物館にご案内します。人類の発展をすばらしい歴史的な遺跡物より感じることができます。
考古学博物館見学後、伝統的なペルシャ料理レストランで昼食をとります。様々なペルシャ料理とデザートをお試し頂けます。ペルシャ料理の深い味わいをご堪能ください。
昼食後、宝石博物館を見学します。初代パフラヴィー王即位のために用意された王冠、パフラヴィー・クラウンと”光の海”という名で知られる巨大なピンクダイヤモンドをご覧いただけます。
その後、絨毯博物館にてペルシャ絨毯の歴史が詰まった名品のコレクションをご覧いただきます。イラン各地の有名産地より100以上の手織り絨毯が集められています。
※ 観光内容はお客様のテヘラン到着時刻、ツアーガイドの采配、博物館の休館日等により変更となる場合があります。ご了承ください。
Day 2: テヘラン観光、Boushehrへ国内線フライト、ホテルへ移動
午前中、サアダーバード宮殿博物館を訪れます。敷地が1,100,000平方メートルあり、18の宮殿があります。そのうちの2つを見学します。この宮殿はパフラヴィー王家によって建てられ、私たちになかなか治まることのない感銘を与えてくれます。
テヘラン最後の観光場所はアーブギーネ博物館です。紀元前からの陶磁器やガラスの数々をご覧いただけます。
その後ホテルをチェックアウトし、ペルシャ料理のランチとなります。
ランチ後、国内線用空港からブーシェフルへと飛びます。
ブーシェフル到着後、ホテルへ向かいます。
Day 3: 午前ブーシェフル観光、午後シーラーズへ車で移動(300km、ビシャプール、Chogan海峡経由)
午前中ブーシェフル港を訪れます。この土地の人々はホスピタリティに溢れています。この都市はDashti音楽の生まれた土地です。ブーシェフルではコーストライン、季節ごとのバザール、様々な時代の遺跡、そしてペルシア湾岸の美しさを楽しむことができます。
午後にシーラーズへ向かいます。
途中にあるビシャプールは現在のFaliyanの南、古代道路上のペルシスとエラムの間にある古代都市です。この道路はササン朝の首都であったイスタクールとクテシフォンをつないでいました。ビシャプールは川のそばに建てられ、近くには城塞やササン朝時代の崖に彫られたレリーフがあります。
次にタンゲ・チョウガーンを訪れます。ビシャプールの近く、川沿いにあり、6つの巨大な岩にササン朝時代の王がローマ帝国を打ち負かしたストーリーを語るレリーフがあります。
その後、シーラーズに向けて移動し、夜にホテルに到着します。
Day 4: シーラーズ観光
シーラーズは、アケメネス朝が起きた地であり、2,000年以上ペルシャ文化の中心地でした。またバラ、サヨナキドリ、庭園、詩などでも知られています。
早朝、ザンド朝時代の首都であったシーラーズのハイライトを巡ります。キャリム・ハーン城塞、マスジェデ・ヴァキール、バーザーレ・ヴァキール、サラーイェ・メフル、マスジェデ・ナスィーロル・モルクにご案内します。
その後ペルシャ料理のランチとなります。
このゴージャスな都市は有名な詩人ハーフェズとサアディーを輩出した地であり、6,000年前からの様々な時代の歴史的建造物があります。ハーフェズは偉大な詩人のひとりであり、彼の詩は私たちに特別な感情を与えてくれます。彼の墓は平和に満ちあふれていて、様々な花が咲く美しい庭園となっています。サアディーは詩人であり哲学者であり神秘主義者でもありました。また旅行事業の父としても知られています。7世紀前彼は様々な国や都市を旅しました。そして旅先での体験をふたつの著書『グリスターン(薔薇園)』と『ブースターン(果樹園)』に詩歌や散文詩として残しました。このふたつの本からはたくさんのインスピレーションと情報を得ることができます。彼の墓の前で私たちは偉大な詩歌に敬意をはらうでしょう。
夕方、アリー・エブネ・ハムゼ聖廟、ジャハーン・ナマ庭園、デルゴーシャ庭園、カジョーイェ・ケルマニ廟にご案内いたします。
夜はシーラーズの北にあるレストランで夕食をとります。
Day 5: ペルセポリス、ネクロポリス観光
世界遺産ペルセポリスに向かいます。紀元前518年にダレイオス1世が建築に着手し、ペルセポリスはアケメネス朝の首都となりました。宮殿の半分は建築、残りの半分は自然をそのまま活かしており、メソポタミア文明をモデルとした印象的な遺跡群です。
次にネクロポリスにご案内します。バハマット山の向かい、北へ車で10分のところにアケメネス朝の王墓が並んでいます。ここではササン朝の王シャープル1世と捕虜となった東ローマ帝国皇帝ヴァレリアヌスの高さ7mに及ぶレリーフも見物です。
Day 6: エスファハーンへ車で移動(485km、パサルダガエ、Izad Khast経由)
エスファハーンへ向かう途中、世界遺産パサルガダエを訪れます。キュロス大王はアケメネス朝(紀元前500年)の初代国王で、その墓は歴史的に最も古い墓のひとつです。広大な肥沃の土地に佇むすばらしい建築様式は見ものです。
次にIzadkhast遺跡郡を訪れます。Izadkhastはファールス州にあり、エスファハーンの南135kmほどのところに位地します。この遺跡群には城塞、隊商宿、サファーヴィー朝の橋などが残っています。
エスファハーン到着後、ホテルへ移動します。
Day 7: エスファハーン観光
エスファハーン1日観光では、4つの世界遺産、エマーム広場、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー、マスジェデ・エマーム、アーリー・ガープー宮殿の他、チェヘル・ソトゥーン庭園博物館、ハシュト・ベヘシュト宮殿をまわります。またバーザールでのお買い物もお楽しみいただけます。
Day 8: エスファハーン観光
世界遺産マスジェデ・ジャーメはエスファハーンで最も古い寺院で、数世紀のイスラム建築の進化を目の辺りにすることができます。この寺院はイスラム建築の集大成であると言えます。
その後、ヴァーンク教会、メナーレ・ジョンバーンを訪れます。
夜は各々の時間をお過ごしください。
Day 9: ゼイノディンへ車で移動(メイボッド経由)
ゼイノディンへ向かう途中、メイボッドを訪れます。メイボッドはヤズド州にある主要な砂漠都市で、イスラム教以前の古い遺跡がたくさん残っています。ササン朝時代のイランで最も古い城塞のひとつであるNarin Ghal’eを見て回ります。Chaparkhaneh and Abbasi隊商宿もこの都市の見物です。
その後、ゼイノディンの砂漠の真ん中にあるサファーヴィー朝時代の隊商宿を訪れます。元の状態に修復され2005年と2006年にUNESCOより2つの賞を受けました。
Day 10: サーヤズドへラクダで移動(1Manzel)
昔のペルシャ人たちは都市間をキャラヴァンと呼ばれるグループで移動していました。キャラバンが宿泊するために設計された宿をキャラバンサライと呼びます。
昔のイランでは、それぞれのキャラバンが一日33kmずつ移動しており、たいていその区間ごとにキャラバンサライがありました。この33kmの区間のことを1Manzelと呼びます。
また、キャラバンサライは違う都市や民族の人々が文化を交える場でもありました。
現在ではイランの歴史や文化に興味がある人々のために、ゼイノディン・キャラバンサライとサーヤズドキャラバンサライの2つが再建されました。またこの2つのキャラバンサライ間でキャラバンの見本をみることができます。自動車発明前の人々の砂漠での移動を経験できるまたとないチャンスです。
今日はゼイノディンからサーヤズドまで1Manzelをラクダで移動します。
Day 11: ヤズドへ移動、観光
世界で最も古い日干しレンガの都市ヤズドは、4000m級のシール・クーフ山脈とハラーネグ山地の谷間にあり2つの広大な砂漠キャヴィール砂漠とルート砂漠に囲まれています。
ヤズドでは沈黙の塔とゾロアスター教の寺院であるアーテシュキャデを訪れます。
Day 12: フェルドゥースへ車で移動(カヴィール砂漠経由)
フェルドゥースはホスピタリティ溢れる人々が住んでいる砂漠のそばにある村のひとつです。ここでは家を二部に分ける伝統があります。一部分は家の住人用、もう一部分は来客専用です。来客専用の家へとつながる住人用の家のドアは開いていて、夜になると彼らのゲストを家に招いていました。
今夜はこの様式の家のひとつに宿泊します。夜になるとゲストに便利なよう、家のドアは開いたままになり、ランプの灯がともります。これが砂漠の民のスペシャルなホスピタリティです。
Day 13: マシュハドへ車で移動、ゴナバッド観光
マシュハドへ向かう途中、フェルドゥスとゴナバッドを訪れます。
ゴナバッドはラザヴィー・ホラサーンにある都市です。ゴナバッドには有名なKhanghahs(スーフィーの修道院)があり、スーフィズムの中心と見なされています。
Day 14: マシュハド観光
金色のドームを目指してたくさんの人々が数ヶ月をかけて徒歩や馬やラクダでマシュハドを訪れました。マシュハドはイランで非常に重要な聖地です。ペルシャ人でなくとも、その聖なる土地の空気を感じることができるでしょう。
今日はエマーム・レザーの聖墓を訪れます。
Day 15: マシュハド観光、テヘランへ国内線フライト
マシュハドはシーア派イマームレザが殉教した都市であり、したがって、イスラム教シーア派の巡礼者のための重要な場所となっています。この巨大なコンプレックスは、イランの最初の神聖な寺院です。
市内ツアーでは、エマーム・レザーの聖墓、フェルドウスィーの墓、ナーデル・シャー廟を訪れます。
夜、国内線空港に移動し、テヘランへ飛びます。
Day 16: イラン出国
エマーム・ホメイニ国際空港よりイラン出国となります。
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